初めて1人で留守番した時の思い出

初めて1人でお留守番した日

私が初めて留守番をしたのは、3歳の時のことでした。

オルビスクリア ニキビを試していました。

いつも側には母が居たので留守番と言うことがどんなに怖いことかよくわからず、その日も楽しくお絵描きなどをして遊んでいました。

すると母は「ちょっと買い物に出掛けてくるけど、留守番できる?」と私に聞いてきました。

私は何も考えずに「10分ならできるよ」そう答えました。

母は「すぐ帰って来るから留守番お願いね」そう言って買い物に出掛けて行きました。

 

時計とにらめっこ

その頃私は3歳でしたが、すでに時計の読み方を理解することができていました

時計の針は4時を指しています。4時10分、長い針が2のところに来ると母は帰って来る。

しっかりと確認してお絵描きの続きをしていました。

誰も居ない1人ぼっちの時間。カチッカチッと時計の音だけが聞こえます。

私は初めて留守番ってこんなに不安なことなんだなと言うことに気付きました。

「早くお母さん帰って来て」と心の中で母を呼びました。

 

時間だけが過ぎてゆく

4時10分になりました。母はまだ帰って来ません。

私は靴を履いて外に出ました。

車や自転車、知らない人がたくさん通り過ぎて行きますが母の姿は全く見えてきません。

5分、10分と時間だけが過ぎてゆきます。

私は今まで涙をグッと抑えていましたが、とうとう抑えきれなくなって泣き出してしまいました。

「お母さんどこかで怪我しちゃったのかな?」「このまま1人だったらどうしよう」など悪いことばかり考えてしまいます。

すると後ろから「どうしたの?」と言う声が聞こえてきました。

振り返るとお隣に住んでいるおばさんでした。

私は「お母さんが帰って来ないの」と小さな声で答えました。

するとおばさんは少し笑って「おばさんの家においで。スイカがあるからスイカ食べて待っていよ」と手を繋いでおばさんの家に連れて行ってくれました。

 

おばさんと一緒にお留守番

おばさんは真っ赤な甘いスイカを切って出してくれました。

「1人で留守番えらかったね」と優しく褒めてくれました。

それから20分おばさんとテレビを見て過ごしました。

すると隣から、私の名前を呼ぶ声が聞こえてきました。

母です。

母が家に帰って来たのです。

私はまた涙が出てきました。

「お母さんどうして帰って来なかったの?」と泣きながら聞くと、母は「楽しそうに1人で遊んでいたから大丈夫かな?と思ってたんだけどね」と答えました。

その日初めて留守番って難しいことだなと感じました。

 

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